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アームロール リフトシリンダーのオイル漏れ修理 ☆ 横浜サービスセンター

2021 / 6 / 25

みなさま~こんにちは!

梅雨明けが待ち遠しい今日この頃

お元気してますか?

手洗い・うがい・マスクお忘れなく

安全にお過ごしくださいね~

 

今回ご紹介するのは横浜サービスセンターで作業が行われた、

アームロール(脱着ボディーシステム車)の、リフトシリンダー

のオイル漏れ修理の様子です

アームロールとは、装置のアームフックをコンテナ前側のフックに引っかけて、

トラック自らの力でコンテナを引っぱり上げ、載せて、そのまま運搬することが

できる車です

荷物の排出はダンプアップ(チルト)して降ろすこともできます

ちなみに「アームロール」という呼び名は新明和工業の商品名で、正式名称は

「脱着ボディーシステム車」と呼びます

リフトシリンダーとは ”03” の部分の油圧シリンダーで、

アームそのものを上げたり下げたりして、荷物である

コンテナを載せ降ろしする部品です

それゆえに、シリンダー内部には、とても高い油圧が掛かっています

それでは作業開始です!

2本あるシリンダーの左側から分解を始め、

シリンダーロッドを抜いていきます

 

まずは左側が抜けました!

 

勢いに乗って、右側も抜いていきます

 

今回はオイル漏れの修理のため、シール及びリング等のパッキン関係を

取替していきます

ヘッドカバーはシリンダーケースのトップに付いている部品です

ヘッドカバーに付いている ”ダストシール” によって異物・埃の

侵入を防ぎ、 ”リング” によってオイルが外に出ないように密着しています

ピストンに付いている ”リング” は、ピストンの上側にかかる油圧(縮み側)

とピストンの下側にかかる油圧(伸び側)を仕切っています

 

サクサクと進めていきましょう

ロックナットを緩めてピストン、ヘッドカバーと

外し、パッキン類を取替します

 

取替後です

上に置いてあるのが、古いパッキンですね

パッキン類は高い圧力に負けないように、密着度を保ち

かつ柔軟性を備えた材質でできています

それがゆえに、経年劣化は避けられません

いわゆる消耗部品なんですね

 

再び分解した部品を組付けていきます

あれ? この道具は?

そうなんです! ロックナットに合う大きさのソケットレンチ

が無かったので、作ってしまいました!!

こんなところにも、モノ作りの山口自動車が!!

 

シリンダーケースにシリンダーロッドを入れて

ヘッドカバーを締め付けていきます

” T課長 ” 最後まで、気を緩めないでお願いしますよ!

 

形になりました ( `ー´)ノ

しかし、部品取替えだけでは終われません

作動油(ハイドロリックオイル)を補充して、作動確認

及び、オイル漏れの点検を行います

 

作動が良好であることが確認出来たら

作業を行った箇所や周囲を清掃して、完成です!

” T課長 ” お疲れ様でした!!

 

今回はシリンダーのオイル漏れ修理でしたが

ある程度の問題は、定期点検や適切な時期のグリスアップ、作動油他の油脂の取替で

予防したり、寿命を延ばすことで解決出来ます

シャーシ部分の車検整備や定期点検のように、特装部位にも点検がありますので

最寄りの山口自動車へご相談ください

詳しくは↓↓↓

https://www.jabia.or.jp/cms/wp-content/themes/httpdocs/assets/pdf/safety/news/no36.pdf

 

 

山口自動車は、新明和工業 株式会社さんの、指定サービス工場です

新明和工業製の特装車のお困りごと、なんでもご相談くださいね(/・ω・)/

お待ちしております

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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