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横浜サービスセンター☆廃液汚泥吸引車( バキュームローダー )の修理

2021 / 1 / 26

みなさま~こんにちは!

朝晩の冷え込みもいよいよ厳しくなってきましたね~

お元気してますか?

手洗い・うがい・マスクお忘れなくそしてソーシャルディスタンスで

距離を保って安全にお過ごしくださいませ(#^.^#)

 

今回ご紹介するのは・・・

横浜サービスセンターで作業が行われた、廃液汚泥吸引車( バキュームローダー )の

真空ポンプオイル漏れ修理作業の様子です

 

吸引車の原理は名前の通り、掃除機の様にタンク内を負圧(マイナスの圧力)にし、

大気圧とタンク内圧の圧力差によって、吸引ホースから液体(固形物も可)を

タンク内に吸い上げます

当初は ” 真空車 ” とも呼ばれていて、バキュームカーの語源でもあるようです

廃液汚泥吸引車( バキュームローダー )は、工場廃液・ビルピット・農業廃液などの

液体流動物を吸引し、輸送する ” はたらく車 ” です!

 

それでは作業開始です

大型の廃液汚泥吸引車( バキュームローダー )のため、真空ポンプが2連となっています

オイル漏れしているのは、どうやら①のようです

 

 

駆動軸の入力部分よりオイルが漏れて、下へ垂れてきています

 

 

 

 

まずは駆動軸のプロペラシャフトを取り外します

ちなみに真空ポンプは、PTO(パワー・テイク・オフ)という装置からエンジン動力を

作業機械用の動力として取り出し、プロペラシャフトを介して駆動します

 

 

 

 

プロペラシャフトを外したら、入力軸周りの部品をテキパキと外していきます ( `ー´)ノ

 

ベアリングケースが外れました

ケースの内側にオイルシールが取り付けられています

オイルシールの劣化・摩耗が、今回の漏れの原因と考えられます

また、オイルシールの当たる相手でもあるスリーブも取替します

スリーブは金属製なんですが、擦り減って隙間が出来てしまうんですね (゚д゚)!

ともに消耗品なんです

 

 

 

1箇所につき、オイルシールは2個入っています

もちろん2個とも取替をします

 

 

 

 

消耗品を替えたら、復元作業に入ります

足しか見えませんが、” S課長 ” が段取りよく進めていきます

 

次は、オイルタンク(セパレーター)のオイルを取替します

このオイルは真空ポンプの潤滑を行ったのちに、ポンプから油と空気の混合体として

排出されタンクに戻り、セパレーターにて油と空気を分離して、オイルタンクに戻されます

そのため徐々に水分を含み、劣化します

 

白く濁ったオイルは、水分を含んでいるからなんです

だいぶ劣化が進んでいます

このあと、新しいオイルを注入しました

 

それでは作動確認及び、オイル漏れの確認を行います!!

 

結果は (。´・ω・)?

もちろん大丈夫です

微塵も、油っぽい感じはありません

完成です!

 

山口自動車では廃液汚泥吸引車( バキュームローダー )の修理・点検も行っています

廃液汚泥吸引車( バキュームローダー )のこと、なんでもご相談くださいね(/・ω・)/

お待ちしております

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