みなさま~こんにちは!
朝晩の冷え込みもいよいよ厳しくなってきましたね~
お元気してますか?
手洗い・うがい・マスクお忘れなくそしてソーシャルディスタンスで
距離を保って安全にお過ごしくださいませ(#^.^#)
今回ご紹介するのは・・・
横浜サービスセンターで作業が行われた、廃液汚泥吸引車( バキュームローダー )の
真空ポンプオイル漏れ修理作業の様子です
吸引車の原理は名前の通り、掃除機の様にタンク内を負圧(マイナスの圧力)にし、
大気圧とタンク内圧の圧力差によって、吸引ホースから液体(固形物も可)を
タンク内に吸い上げます
当初は ” 真空車 ” とも呼ばれていて、バキュームカーの語源でもあるようです
廃液汚泥吸引車( バキュームローダー )は、工場廃液・ビルピット・農業廃液などの
液体流動物を吸引し、輸送する ” はたらく車 ” です!
それでは作業開始です
大型の廃液汚泥吸引車( バキュームローダー )のため、真空ポンプが2連となっています
オイル漏れしているのは、どうやら①のようです
駆動軸の入力部分よりオイルが漏れて、下へ垂れてきています
まずは駆動軸のプロペラシャフトを取り外します
ちなみに真空ポンプは、PTO(パワー・テイク・オフ)という装置からエンジン動力を
作業機械用の動力として取り出し、プロペラシャフトを介して駆動します
プロペラシャフトを外したら、入力軸周りの部品をテキパキと外していきます ( `ー´)ノ
ベアリングケースが外れました
ケースの内側にオイルシールが取り付けられています
オイルシールの劣化・摩耗が、今回の漏れの原因と考えられます
また、オイルシールの当たる相手でもあるスリーブも取替します
スリーブは金属製なんですが、擦り減って隙間が出来てしまうんですね (゚д゚)!
ともに消耗品なんです
1箇所につき、オイルシールは2個入っています
もちろん2個とも取替をします
消耗品を替えたら、復元作業に入ります
足しか見えませんが、” S課長 ” が段取りよく進めていきます
次は、オイルタンク(セパレーター)のオイルを取替します
このオイルは真空ポンプの潤滑を行ったのちに、ポンプから油と空気の混合体として
排出されタンクに戻り、セパレーターにて油と空気を分離して、オイルタンクに戻されます
そのため徐々に水分を含み、劣化します
白く濁ったオイルは、水分を含んでいるからなんです
だいぶ劣化が進んでいます
このあと、新しいオイルを注入しました
それでは作動確認及び、オイル漏れの確認を行います!!
結果は (。´・ω・)?
もちろん大丈夫です
微塵も、油っぽい感じはありません
完成です!
山口自動車では廃液汚泥吸引車( バキュームローダー )の修理・点検も行っています
廃液汚泥吸引車( バキュームローダー )のこと、なんでもご相談くださいね(/・ω・)/
お待ちしております